注:この記事は該当作品の対戦結果、ストーリー上の重大なネタバレを含みます。刃牙道 未読の場合はネタバレになってしまいますので、刃牙道 最終巻までお読みになってから改めてこの記事にお越しいただくことをオススメします。なおこのランキングはこのブログの運営者であるJの個人的主観、感想です。ランキング順位等に異論等あれば、根拠を添えた上でこちらからメッセージを頂ければ必要に応じて修正します。
それではご発表…
地下格闘界トップクラスの領域
第17位:マホメド・アライJr.

ボクシング界の伝説マホメド・アライの息子であり、幼少期から範馬勇次郎にもその実力を見込まれていた神の子。マホメド・アライが当時なしえなかった戦闘スタイル(マホメド・アライ流拳法)を完成させ、ストリートファイトで渋川剛気と愚地独歩に勝利するも、後に両者からリベンジされ惨敗。さらに地下闘技場で刃牙と相対するも、試合開始数秒で右フックをくらい失神、刃牙に情けをかけられ命の取り合いをしているのだと再認識をするも、その後金的に直撃を食らいボロ負けしてしまう。作中ではアンダーグラウンドなファイターを相手にした際の戦闘経験の浅さ、甘さから隙を突かれ大敗を繰り返してしまう。
第16位:スペック

呼吸をせずに5分間(無呼吸で)運動し続けることができる(5分間呼吸を止めていられる人間は存在するが、激しい運動をしながら5分間息を止め続けるのは)正真正銘の化け物(年齢:なんと脅威の97歳!)。無呼吸パンチラッシュでニューヨークの自由の女神像を(縦真っ二つに)破壊し、アメリカを震撼させる。大リーガーの弾丸ライナー(しかも野球ボールではなくソフトボール大の鉄鋼弾)を”複数弾”顔面にぶち込まれても微動だにせずダメージを与えられない怪物。 刃牙と相対した際に「似ている、アイツ(範馬勇次郎)とそっくりだ」と言われるほどのオーラを放つ。戦闘スタイルはだまし討ちなど、極めて恥知らずな方法を好み、追いつめられた際に銃弾などを使うも、正面から正々堂々と闘ことをモットーとする花山薫に敗れる。この戦いに敗北したことにより、極度の燃え尽き症候群に陥り精神力の糸が切れ、97歳本来の肉体に急激に老化し再起不能になってしまう。
第15位:花山薫

範馬勇次郎と同じく、生まれついての強者。範馬の血(勇次郎、刃牙、ジャック)を除けば作中肉体ポテンシャル最強候補であるが、”生まれついての強者が鍛えるのは公平ではない”という信念を持っている為、生まれてから一度もトレーニングをしたことがないという漢の中の漢。白亜紀最強の(ティラノサウルスを捕食していた)ピクルと力比べをした際にパワーで拮抗し、ピクルにトリケラトプスを彷彿とさせ”やっと全力を出せる”と感じさせるだけのパワーを持つ。銃弾(複数発)の口内爆発、対テロリスト用の閃光弾を直撃しても微動だにしない程の強靭な精神力を持つ。作中では大敗が目立つキャラクターではあるものの、勇次郎とサシ飲みをするなど、地上最強の生物から認めらているまぎれもない強者の1人である。
第14位:ドリアン(怒李庵海王)

中国拳法におけるトップクラスの称号「海王」の名を継承する達人の1人。素手のみを用い一晩で岩盤を打ち抜き巨大なトンネルを生成したことで若き日の烈を驚愕させる。死刑囚だったが絞首刑で殺すことが出来ず、脱獄、アメリカから日本まで太平洋(その距離なんと10万km)を泳いで横断するほどの運動能力を持つ。基本的な戦闘スタイルはスペックと同じく、勝利すればよく、手段を択ばぬ(硫酸ビンや巨大な手りゅう弾を飲み込んで隠し持っていたり、ガソリンを所持して現れたり、ピアノ線を使って独歩の腕を切断するなど)卑怯な戦法を好むが、一方で刃牙、花山、烈、独歩、渋川の手練全員を同時に相手にしても遅れを取ることはないと自負するだけの確かな海王としての実力も持つ。ストリートファイトで事実上愚地独歩に完全敗北するが、両足と肋骨が完全に破壊された状態で3階から飛び降りたり、ガソリンを全身にかけられ着火されてもピンピンしていたり(本人曰く、当分葉巻はいらない)、腕に埋め込んだ爆弾を爆発させ独歩に対し報復自爆テロを実行するなど、その精神力は作中でも随一。
第13位:愚地独歩

巨大シベリア虎を素手で殺し、虎殺し・人食いオロチなどの異名を持つ生ける伝説の武人。空手の頂点であり、空手とはまさにこの人物を指すといっても過言ではない。その伝説は中国にも渡っており、烈海王曰く、中国に来訪した際にも敵うものはいなかったという。地下闘技場で勇次郎と対戦し、なかなかの戦いを見せるが、片目をもがれ、心臓を停止されられ敗北する(後に鎬紅葉のダイレクト心臓マッサージにより蘇生)。
第12位:渋川剛気

合気の頂点、達人の中の達人であり、武の体現、近代武道の最高峰とも呼ばれ、その技術の高さは、パワーでは作中トップクラスを誇るビスケット・オリバを柔道で翻弄するほど。最大トーナメントで愚地独歩とほぼ互角の戦いを繰り広げるが、僅かな差(経験値が渋川の方が多かった)により勝利する。
第11位:柳龍光

渋川剛気に勝利し、若き日の渋川の片目を潰した張本人。その実力は渋川&刃牙のダブルタッグを相手にして退けるほどで、その際に空掌(手の平で真空を作り出す技)で刃牙を失神ノックアウトにしている紛れもない実力者。分厚い強化ガラスやコンクリートの壁を空掌で軽々と破壊してしまう高等技術を用いる。刃牙を失神ノックアウトにさせただけではなく、毒手で刃牙を死の寸前まで追い込んだ功績は大きい。SAGA編で愛を知り覚醒した刃牙に惨敗するが、それでもなお同じ死刑囚であるヘクター・ドイルを軽々と処刑したりなど、死刑囚の中での実力はおそらく頭1つ抜きん出ている存在であると言える。
努力では超えられない才能の領域
第10位:烈海王

中国武術最高位である称号の海王の中でも最強の海王。その才能は中国4000年の歴史でも最高峰と称される。最大トーナメントで刃牙に敗北し、ピクルと武蔵に圧倒的差を見せつけられ完全敗北するも、この“対人外3人”を除けば作中無敗であり、郭海皇からも認められる紛れもない天才。ドイル(体重85kg男性)を背負い15mの川の水面を高速で走り抜ける(片足が沈む前にもう片足を上げるというアレ)などの人間離れした芸当を見せる。郭海皇から消力(シャオリー)を伝授され、完全に自分のものにしたのち宮本武蔵に挑むが、圧倒的実力差により敗北、完成形シャオリーをもってしても相殺しきれぬ剣技により背骨まで両断され死亡する。
第9位:愚地克巳(覚醒後)

愚地独歩の養子であり天才、空手界の最終兵器(リーサルウェポン)と呼ばれる”空手を終わらせ(超え)た男”。最大トーナメントで烈海王に敗北するが、その後ピクル戦で覚醒、烈海王の全力を持ってしてもまるで歯が立たなかったピクルに真マッハ突きを直撃させダウンを奪う(全身の骨擬似的な関節で埋め尽くし各関節ごとにスピードを倍増させて音速を超える速さで放ち驚異的なダメージを与えるが、この技の反動により克己の右腕は文字通り破壊された。ただしこの驚異的な威力の技を持ってしてもピクルに致命傷を与えることはできなかった)。郭魁皇のサングラスが思わず(驚きで)割れてしまうほどの才能を発揮し中国武術の頂点たる存在に「愚地克巳の天賦の才は恐るべし」「まだあるというのか (完全技である真マッハ突きの)この先が」「あの小僧、ものの数日間で拳法を50年は進歩させおった」「わしや心臓を停止(とめ)てしまいたい(ずっとこの光景を見ていたい)よ」と言わしめるほどの天才的な才能、実力を見せる。
第8位:ジャック・ハンマ ー(ジャック範馬)

刃牙の異母兄弟であり、勇次郎が世界中にばら撒いた種の中の1人。勇次郎がゲリラ戦地で戦っていた時期にジェーン(本名:ダイアン)という国連スパイ女性に孕ませた勇次郎の実の息子。地下トーナメントで刃牙に敗北し、勇次郎からは”(受け継いだ範馬の)血が薄い”という理由で見放されるが、まぎれもなく範馬の血を受け継ぐ存在。打った際の衝撃で腕が文字通り破壊される程の破壊力を持つ克己の真マッハ突きの直撃を受けようやく全開状態に入るピクルをたった2発で目覚めさせるほどの実力を持つ。強くなるという目的1点のみを求め生きている人物で、その目的を達成する為の方法であれば文字通り手段は選ばない。極度の苦痛を長期に渡り伴う骨延長で強制的に体格を巨大化させたり、肉体強化の薬物を致死量を遥かに超えた量を摂取するなど、強さへの執念とその実行力、強靭な精神力、自身に対するストイックさは作中きって。
勇次郎に一目置かれる領域
第7位:ジュン・ゲバル

範馬勇次郎、ビスケット・オリバに次ぐ、アメリカに衛星監視される危険人物3人のうちの1人。アンチェイン(牢獄が機能しない人物)であり、ビスケット・オリバを倒しうる存在としてミスター2と呼ばれ、また事実上のアメリカナンバー2の実力を持つ。勇次郎に「喰ってみてぇ」と言わせる程の存在。対オリバ戦でのルーザールーズゲームでオリバと拮抗するが、その後全力を出したオリバに惨敗する。
第6位:ビスケット・オリバ

アメリカ最強。勇次郎と共にアメリカに衛星監視される危険人物であり、アンチェインとはまさにこの人物を指す。至近距離からのショットガンを受けて軽傷、日本刀で突き刺しても内臓まで至らない程の分厚い筋肉を持つ。その摂取カロリーは1日10万カロリーで、本人曰く内に秘めている筋肉を押し込める為に毎秒莫大なカロリーを消費しており、その圧縮された筋肉の全てが開放されれば遙か天まで届く莫大量だという。刃牙に「まるで勇次郎の力」「(刃牙とは)その差が分からぬほど隔たる実力差」と言わせるほどの圧倒的実力を誇ったが、その後”鬼の背中”と”宮本武蔵の構え”によって覚醒した刃牙に殴り合いの真っ向勝負で敗れる。
第5位:郭海皇

中国武術4000年の頂点、勇次郎が”中国拳法そのもの”と称えるほどの存在。中国武術における最高位の更に上の”海皇”の名を受け継ぐ存在。最強の海王を決定する雷台祭において範馬勇次郎と対戦し事実上敗北(老衰による心停止の擬態で試合終了)するも「これは勝利なのか?」と勇次郎に疑問を持たせるほどの実力。肉体のパワーではなく脱力をもって勇次郎に攻撃を(防御ではなく)避けさせるほどの破壊力と、勇次郎の攻撃を受けてもピンピンしているほどの絶対防御である消力(シャオリー)をマスターしている(この絶対防御のシャオリーでさえも勇次郎に弱点を見抜かれ攻略されてしまう)。
人外の領域
第4位:ピクル

人類史上最強の肉体とパワーを持つ生物、1億9000万年前の人類。愚地克己の真マッハによる反動で四肢が破壊されるほどの捨て身の攻撃をもってしても致命的なダメージを与えられない強靭な肉体、力勝負で勇次郎を技に追い込ませるほどのパワー、太古の昔、人間サイズながらティラノサウルスを捕食対象にしていた存在。その圧倒的な力は現代格闘技術の最高峰である存在ともいえる烈海王を子供扱いにしたほど。刃牙と宮本武蔵に敗れてはいるものの、その戦いにおいて現代格闘技術はほとんど使用していない(というか使えない)為、ファイターとしての伸びしろは図りしれず、まだまだ底が見えない存在であるとも言える。
第3位:宮本武蔵 (無刀)

数々の死線をくぐり抜けてきた伝説の剣豪、歴史上で語られる宮本武蔵その本人。全開状態のピクルを畏怖、逃亡させ、ピクルと力比べで拮抗するほどのパワーを持つ。その力は愚地独歩や渋川剛気クラスを相手にしてもイメージの刀のみで勝利してしまうほど。無刀状態でもピクル以下の実力ではまるで歯が立たたず、郭海皇から伝授された烈海王の完成形消力(シャオリー)をもってしても受け流せず無慈悲に一刀両断されてしまうほどの恐るべき剣技を用いる(なおこの試合で烈海王は背骨ごと両断され死亡している)。
第2位:範馬刃牙

範馬の血を最も色濃く継承する勇次郎の息子。アメリカに勝利したとされ、あの勇次郎が「死んでくれるなよ」と刃牙の死の可能性を考慮するほどのレベルの技”ドレス”を食らっている最中にも関わらず回復し、それに加え打ち付けられている最中に受け身で破壊され空中に飛び散った車の部品をかき集め、即席の人形を作るほどの余裕を見せる。勇次郎に地上最強を名乗ることを許された唯一の存在であり、殴り合いでアメリカ最強のビスケット・オリバをノックアウトし、全開状態のピクルを翻弄し、宮本武蔵と互角以上の戦いを見せる。まだまだ強くなる可能性を秘めており、その潜在能力の高さは作中でも1位2位を争う。
神の領域
第1位:範馬勇次郎

作中格闘戦無敗、戦いにおいて手こずった経験すらない、自他共に認める地上最強の生物、オーガ。 生まれた瞬間に地球上生物の頂点に立ち(全生物のランクが1つ下がった瞬間である)、生後間もなく日本に存在しないはずの猛毒ヤクド蛙を素手の手中で握り殺す。その戦力は世界ダントツ1位の軍事力を持つアメリカ軍を単独で凌ぐと言われ、核爆弾を持ってしても殺すことができないとされ、やむを得ずアメリカ合衆国が友好条約を結ぶほど。10万ボルトのカミナリに打たれても眉一つ動かさず、内部からの攻撃であるがん細胞でも敵わないとされる。範馬の血覚醒後の全力の刃牙でさえも赤子扱いにするほどで、文字通り別格別次元の強さ。またその成長スピードも驚異的であり、宇宙が光の速さで広がるのと同じように強さを増しているとされる。未だに全力を出している描写すらなく、その本当の実力は未だに霧に包まれている。
備考
なおこの順位は武器不所持を想定していますので、フル装備の本部以蔵や環境が整ったガイアが上位に食い込む可能性は十分にあります(少なくともフル装備本部以蔵は宮本武蔵をKOさせている実績があります)。刃牙シリーズ5部のバキ道ではあのビスケット・オリバを噛ませ犬扱いにするキャラ(2代目野見宿禰:勇次郎でさえもなし得なかった握力で石炭をダイヤモンドに変える偉業を成し遂げた人物)が出てきたり、覚醒後の愚地克巳のように急成長するキャラクターが出てくる可能性もあり今後もこのランキングは変動していく余地は十分にあります。(まさかあの本部以蔵がピクルに-助けて-と泣きつかれ、宮本武蔵をKOするなんて誰も予想していませんでしたよね…?)