こんにちは、Jです。
SNSをやっていれば、昨今何かと耳にするクソリプについての茂木健一郎氏の動画が参考になったので紹介します。
クソリプとは何ぞや?というところから入ると、簡単にいうと「便所の落書き」みたいなものです。インターネット上では実名発信の義務はありませんから、本質的には匿名が記述した情報内容は誰が書いたかもわからない公衆便所(クソをする所)の壁に書いてある落書きのようなものということ。
無論、便所の落書きであっても役に立つものはあるのかもしれないが、それにしても便所の壁に書いてある情報をありがたがったり、真に受ける人はまずいないでしょう。
動画の中で茂木さんはクソリプのことを
・認知的失敗(Cognitive failure)
・出来損ないの人工知能が吐き出した文字列と(本質的に)同じもの
と表現していて、そのような捉え方は抽象度が高い(俯瞰の)視点だと思った。
私がフォローしている @DrTomabechiさんも茂木さんのいうところの認知的失敗について過去こういったツイートをしている。

ツイート元:https://twitter.com/DrTomabechi/status/693699829772357632
結局人間は他人から批判されると感情・メンタルにくるのでこういう抽象度が高い視点から現象を認識するのはとても役に立ちます。
前頭前野で理性的に現象を認識すると感情を抑制できるからです。感情に左右されにくくなるということ。
出来損ないの人工知能が首をグルグルと回しながら「オマエハアホ!」と音を出していても「出来損ないだな~w」と感じることはあっても自分が傷ついたりはしないですよね、それと同じです。
匿名アカウントから批判をしているツイートそのものをインターフェース(情報の入出力部分:例えばスマホのスピーカーのような部分)と捉える視点も斬新。
インターフェースなのだから個人の人格を尊重して対等に扱ったり、そのコメントに対して敬意を払ったり、1人の個人が書いたコメントとして尊重する必要はないということ。
特にクソリプを飛ばしている人たちは自分のことを賢いと思っているかもしれないが、匿名の批判コメントはある程度のパターンに分類されるので今どきの(とんでもない数のパターンがある)人工知能のほうが賢いと表現。
@zaccoy2さんがクソリプの分類画像を作成しているのでこちらも紹介したいと思う。

確かに、人間は一見賢そうに見えて、案外その行動目的は憂さ晴らしだったり、マウントを取りたいなどのゴリラレベルの煩悩からきているものが多いので、確かに人工知能の方がゴリラよりも賢いという論理には納得する。
そうそうゴリラといえば…
Don’t feed the trolls.(モンスター達にエサを与えてはいけない)

クソリプを飛ばす人たちをモンスターと捉える視点も役に立つ。
山から下りてくるお猿さんに1度エサを与えると、ここにくればエサを貰えるものと思ってどんどん山から降りてきてしまうものだ。
山猿たちが自分の街でウロチョロするのをやめさせたかったらエサを与えなければいいということ。
最後に茂木さんは、実名で情報発信をすると時価総額(付加価値)が増えていくという話も動画内でしていて、これもなるほどなと納得したし、自分もどんどん価値ある情報を発信して時価総額を向上させていこうと思った。